大きなダイヤモンドを引っ掛かりのない安心感のある「伏せ込み」留めの指輪にリフォーム
2018/11/13
大きなダイヤモンドを引っ掛かりのない安心感のある「伏せ込み」留めの指輪にリフォーム[No.330]
婚約指輪と結婚指輪の重ね着けをする女性が多いアメリカ在住の方から引っ掛かりのないデザインへの変更したいとのご要望
今回の事例のお客さまはアメリカ在住の方です。日本に帰国したタイミングで来店をしてもらいました。
日本では「傷をつけたくない」「失くしたくない」という気持ちから婚約指輪としてもらったダイヤモンドの指輪は日常的には身に着けない女性が多いです。アメリカでは婚約指輪と結婚指輪を重ね着けする女性が多いそうです。夫婦仲の良さの証やファッションとしてカジュアルに重ね着けをするそうです。
重ね着けをするにはいわゆる立て爪の婚約指輪というのは高さがあり、難しいということで引っ掛かりのないデザインへの変更をご要望でした。
引っ掛かりがなく、ダイヤモンドの石が取れる不安感も少ない伏せ込みの指輪にリフォーム
「伏せ込み」というのは指輪の石留めの方法のことです。こちらの事例の元の指輪のような立て爪の指輪の石留めは「爪留め」と言います。ダイヤモンドの場合、外部からの光を取り入れることで石が美しく輝くので爪留めが好まれる傾向にあります。爪留めだから石が外れやすいということはありませんが、不安に感じられる方も少なくありません。
今回のジュエリーリフォームの石留めの方法である「伏せ込み」は石の周りをタガネで押さえて宝石を覆う留め方になります。石が頑丈に留められ、爪留めと異なり引っ掛かりが少ないのが特長です。
「伏せ込み」という留め方の中にもいくつか方法がありますが、今回は石の脇とキューレット(石の底)を留めた形になります。下の2枚目の写真を見ていただくとおわかりいただけるのですが、横から見るとUの字型になっています。脇だけを押さえているので上下から外部の光を取り入れることができるようになっています。
また、こちらのデザインは石の直径とアームの幅が同じしっかりしたデザインになっています。シンプルなデザインですので、結婚指輪と重ね着けをしやすいデザインになっています。
ジュエリーリフォームの料金
こちらのセミオーダーリフォームは、新しい枠の代金、加工賃から古い枠のプラチナを下取りさせていただき、
お客様負担額は、¥151,164+税(¥163,257税込)
[内訳]
プラチナリングセミオーダーリフォーム:¥162,000+税
旧枠下取り:▲¥10,836+税